【取材日記】労組に「未来建設」訴えた韓国GM社長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.05 09:09
最近「なくて売れない」自動車モデルを挙げるなら、韓国GMの「マリブ」だ。待機分だけで8000台余り、いま注文しても引き渡されるまで2カ月以上かかる。最初はあふれる注文に追いつくのが難しいほどよく売れた。だが最近では先月11日から毎日のように続いた労組ストの直撃弾を受けた。ストのために1万台余りの生産に支障が出た。先月は2777台を販売し6月の4618台より販売台数が40%急減した。
結局韓国GMのジェームズ・キム社長が労組に訴えて出た。彼は最近全社員に送った電子メールで「韓国GMは昨年莫大な損失を記録するなど、引き続き多くの挑戦課題に直面している。そのうちのひとつが現在まで続いている2016年の賃金団体協約」と指摘した。続けて「会社のために熱心に働いた献身には相応する代価が伴わなければならないが、何より重要なことは未来のために会社を持続可能にさせること。会社の最優先目標はまさに韓国GMの持続可能な未来を建設し維持するという事実を認識しなければならない」と訴えた。