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【噴水台】ビール民主主義

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.16 11:17
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飲み物のうち水・茶の次に消費量が多いというビール。非常に大衆的であるためか民主主義と関係が深い酒だ。概ね全酒類消費のうちビールの割合が高い国であるほど民主化水準が高いという。ウイスキーやワインなどより安いビールの消費が多いということは庶民も酒席を楽しむという話だ。そうなるほど経済的平等とともに政治的自由が許された可能性が大きい。

それだけでなく、独裁が崩れ民主主義が導入されると他の酒よりビールの消費が増えるという調査結果もある。ビールは他の度数の高い酒と違い長く飲んでも悪酔いしない。討論文化が根付くほど求められることになるという意味だ。

 
実際に北朝鮮と似ていたルーマニアでは独裁者のニコラエ・チャウシェスクの没落後、ビール消費量が30%以上増えた。また、ビールが普及すると真剣な議論が活性化する公算が大きい。海外メディアで語られる「ビール民主主義」だ。

各国の代表ビールにはたいてい政治的理由が溶け込んでいる。米国で首位を争うバドワイザーとミラーともに中部のセントルイスとミルウォーキーで始まった。これは米国の移民史と関連しているもので、ビール技術が優れたドイツ系移民者が故郷と環境が似たこの地域に集まったためだった。

中国山東半島のリゾート都市の青島が世界的な青島ビールの故郷になったのも歴史のためだ。帝国主義が風靡した19世紀末に山東半島を奪った国がドイツだった。ちょうどこの地で良質の地下水が発見されドイツ人はビールを作り始めた。ドイツの醸造技術のおかげで青島ビールは1906年に世界ビール大会で大賞を獲得する。

1876年に日本で初めて生産されたサッポロビールは明治維新の産物だった。明治政府は北方に位置した北海道開拓の必要性を痛感し開発委員会を作る。委員会はやせ地の北海道でホップがよく育つということを知りビールを作り始めた。サッポロビールに北海道開発委員会の象徴である北極星が描かれているのもこのためだ。

このように政治的に敏感なビールがこのところ北朝鮮でも人気という。12日から平壌(ピョンヤン)の川辺で「大同江(テドンガン)ビール祝典」が開かれている。国際的制裁にもかかわらずビールを飲んで幸せに過ごす住民たちの姿を誇示し、金正恩(キム・ジョンウン)体制の健在さをアピールするという狙いだ。だがこれは誤判中の誤判だ。討論にぴったりのビールが普及するほど体制矛盾について議論する機会が多くなるだろう。北朝鮮でもビール民主主義が作動し、微弱でも体制変化につながることを期待する。

ナム・ジョンホ論説委員

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