【時論】「元祖韓流」アーチェリーのようにしよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.15 14:17
韓国アーチェリーがリオデジャネイロオリンピック(五輪)で全種目金メダルという金字塔を打ちたてた。全世界の有名な選手が競争する五輪の舞台で、特定の種目で長期間にわたり優秀な成績を維持するのは決して容易なことでない。水泳のマイケル・フェルプス(米国)や陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)のように絶対的な競技力を備えた1、2人の選手に依存するのではなく、複数の選手が代を継ぎながらトップを守るのはさらに難しい。32年間にわたり五輪団体戦8連覇を成し遂げた韓国女子アーチェリーが120年の五輪の歴史を輝かせた「偉大な遺産」と見なされる理由だ。
韓国アーチェリーが長期にわたりトップを維持できた背景には「神弓のDNA」を挙げることができる。中国は歴史書物は韓国の民族を「東夷族」と表記しているが、漢字を見ると東は中国を基準として眺めた韓半島(朝鮮半島)の位置を意味し、夷は「大」に「弓」を合わせて作った字だ。「東側で弓を巧みに放つ民族」という意味で、古代からわが民族が弓に一見識を持っていたことを示している。「神が保佑(bow)してくださる」という愛国歌の歌詞のおかげで、韓国の選手が弓をうまく使うという笑い話もある。