【時視各角】人工知能にはまったサムスンの李在鎔会長(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.01 11:25
富豪であるほどお金のにおいをよくかぎつける。この夏に富豪は何をしているだろうか。大韓商工会議所はチョン・ジェスンKAIST教授を招いて済州(チェジュ)で脳工学を勉強した。チョン教授は「20~30年以内に人工知能(AI)が完成されるだろう。AIが得意な英語と数学の勉強はどうぞしないでほしい」と頼んだ。彼は代わりに「ぼうっとしていたり散歩をしていて突然創意が湧いてくる『ユーレカモメンタム』が重要だ」と強調した。全経連CEO会員らも江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)でパク・ミョンスンSKテレコム未来技術院長のAI講義を聞いた。パク院長は「2020年にはAI革命を肌で感じられるようになるだろう」と話した。
最も注目すべき人物は李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長だ。彼は6月に湖岩賞工学賞を受賞したオ・ジュンホKAIST教授に尋常でない質問を投げた。オ教授は人間型ロボット「ヒューボ」の生みの親だ。「AIはいつごろ人間に追いつくでしょうか」「神が人間を直せるならばどんな部分を最も直したいでしょうか」…。7月には李副会長が米国サンバレーカンファレンスでIBMのバージニア・ロメッティCEOと並んで歩く写真が公開された。アップルのティム・クックCEO、グーグルのラリー・ペイジCEOなど彼が毎年このカンファレンスで会った人物は話題を集めた。