【社説】ポケモンGO人気を受け「規制緩和する」と後手の対応する韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.19 08:55
韓国政府がきのうゲーム文化振興計画を発表した。ゲーム専門人材を養成するマイスター高校を設立し、青少年は午前0時から6時まで無条件でゲームにアクセスできなくした現行の強制的シャットダウン制(シンデレラ法)を親の選択制に変える内容を含んでいる。これまで縛っていたゲーム産業に対する規制を緩和するということだ。文化体育部の金鍾徳(キム・ジョンドク)長官は「ポケモンGOが出てくる環境を作らなければならない」と話した。
ポケモンGOブームが吹いている時の政府のこうした対応はすでに予想されていたものだ。2008年に任天堂DSが大ヒットすると当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領は「われわれはなぜあのようなものを作れないのか」と述べた。数カ月前にアルファGO熱風が吹くと韓国政府はそれまで我関せずだった人工知能(AI)分野への大規模投資計画を出した。こうした政府の後手に回った対応に業界はすでに慣れている。よほどでなければゲーム業界関係者らがみんな「そうだと思った」「助けなくて構わないから妨害だけはしないでくれ」と話すだろうか。