韓経:【コラム】「Attractive Korea」が急がれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.14 14:45
「北核より怖いのは低出産」という言葉がある。出産率の低下による人口減少問題がそれだけ深刻だということだ。誇張ではない。世界最下位水準の韓国の合計特殊出生率(2010~2015年平均1.23人)が続く場合、韓国の人口は2100年には1000万人以下になる。2305年には韓国人は地球上から消える計算になる。2800年になってこそ同じ状況になる日本人(現在の人口と合計特殊出生率によって予想)を羨まなければならない状況だ。
低出産・人口減少の災難が韓国社会に「目に見える進行信号」を送り始めて久しい。1971年に100万人を越えていた出生児数(102万4773人)は、その子供世代にあたる2002年には50万人以下(49万2111人)に落ちた。昨年は43万人水準と、さらに少なくなった。低出産の高波は保育教師の雇用を奪ったことに続き、小・中・高等学校教師、大学教授まで、相当数を路頭に迷わせることだろう。