韓国政府がサービス産業育成の一環として観光産業の育成に動き始めた。

韓国政府は５日、経済関係長官会を開き、観光名所や行楽地を積極的に拡大するための「経済活力の向上と雇用創出のためのサービス経済発展戦略」を発表した。韓国政府は２０２０年までに観光支出額を今の２５兆ウォン（２兆２０００億円）から４０兆ウォンに引き上げて２９位にとどまっている観光競争力指数も１５位まで引き上げるとの方針だ。

発表資料によると、韓国政府は観光産業の発展のために、まず韓流や文化遺産、開発経験などを活用して中華圏・日本・東南アジアなど市場別にオーダーメード型観光コンテンツを開発する計画だ。そのため、コンサート・公演・地域の祭りなどの情報をデータベース化して観光事業者に提供し、韓流・医療・ショッピングなどが一体化したパッケージ観光商品の開発に着手する。

韓国文化体育部関係者は「これまではショッピング中心に観光客を呼び込んできたが、観光客の好みの多様化で観光資源の多角化に向けた努力が必要だという現場の声があった」とし「観光サービスの改善を通じて名所や行楽地を拡大していきたい」と明らかにした。