【コラム】オーランドの惨劇が米国と韓国に与える教訓(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.01 09:13
「銃器の政治」は政治的な両極化の深刻化を背景に展開している。政治のスペクトラムで極右の席を占める団体は実際に自分たちを「民兵隊」と呼び、政府の暴政に対抗するためには武装した市民が必要だと主張している。
そこまで極端ではないが、共和党の指導者はサンバーナーディーノとオーランドで銃乱射事件が発生して以降、速かに「恐怖の政治」を活用し始めた。オマル・マティーン氏がイスラム国(IS)に忠誠を誓ったということを理由にドナルド・トランプ氏をはじめとする数人の政治家はオーランド銃乱射がテロ事件だという生半可な結論を出した。だがすぐに明らかになったことによればマティーン氏は精神的に不安定だっただけでなく彼自身がゲイであり、自身の性のアイデンティティ問題で苦痛を受けていた。