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<加湿器殺菌剤リポート>「子供助けようと加湿器さらにひねったが…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.16 08:45
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母親の時間はどんどんさかのぼる。2007年11月3日、3歳の娘が死のかなたに渡っていったその日に向かって。

ソンミンは、たびたびせきをしていた。母親は2005年から一日12時間ずつ加湿器をつけていた。水を入れるたびに殺菌剤を欠かさなかった。そうやって1年が過ぎたが、ソンミンのせきは良くならなかった。

 
2007年4月、母親はソンミンの胸部がペコンとへこんだことを発見した。最初は病院では細気管支炎と言われた。だが症状は一層悪化し、ソンミンの小さな首に人工呼吸器がかけられた。医師たちは原因が分からないとだけ言った。結局ソンミンは入院して7カ月後に目を閉じた。ソンミンの母親イム・ドンスクさん(36)は中央日報取材チームとの電話インタビューでこのように話した。

「子供は徐々に死にゆく中で病院では原因が分からないとだけ言い続けた。入院しても加湿器をずっとつけていた。私のせいで子供が死んだという自責感で今でも眠れない。時間を戻すことさえできれば…」

加湿器殺菌剤事件は、無知が大きくした大型惨事であった。病院は原因を見逃し、政府は傍観し、市場は無責任だった。加湿器殺菌剤が初めて販売された1994年以降、被害者が数百人にも増えたがしっかりとした調査や診断が行われなかった。疾病管理本部が2011年8月「加湿器殺菌剤が原因不明の肺損傷のリスク要因と推定される」と明らかにするまで17年間消費者は何の情報もなしに「死の薬品」を吸入しなければならなかった。

特にソンミンの母親のように加湿器殺菌剤被害者の相当数は、家族の肺疾患を治療するためにむしろ殺菌剤の使用量を増やしていたことが分かった。中央日報取材チームが加湿器殺菌剤の被害者(1~4等級)のうち109人を電話インタビューした結果、39人(36%)が「各種の呼吸器疾患が初めて発見されてから加湿器の使用を増やした」と証言していた。特にこのうち24人(22%)は「病院で加湿器をさらに多くつけて湿度を調節しなければならないと助言された」と答えた。

問題は加湿器の利用時間が増えながら自然に殺菌剤使用も増えたという点だ。特に幼い子供を持つ親の場合、加湿器から出る細菌が子供たちの呼吸器に入ることを憂慮し、きちんと殺菌剤を使っていたという。実際に1・2次加湿器被害申告者の中で1・2等級の判定を受けた肺損傷死亡被害者95人のうち5歳以下が67%(63人)だった。加湿器殺菌剤が「居間の殺人者」だったということだ。

民官合同の肺損傷調査委員会は加湿器殺菌剤を使ったことがある潜在的な被害者を計227万人と推算している。今までに申告した1000人余りの被害者は氷山の一角である可能性もあるという意味だ。ソウル大学保健大学院長のキム・ホ教授は「加湿器殺菌剤事件は、韓国社会の構造的な問題点が累積して発生した人災であり、生活用品の化学物質による国内最悪の惨事」として「第2・3の殺菌剤事件を防ぐためには、保健当局の化学物質の安全性の管理、企業の倫理意識、医学界の自省および市民の徹底した監視が必要だ」と話した。

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