【グローバルアイ】空き家30%時代を迎える日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.14 07:44
日本の戦後ベビーブーム世代(団塊の世代)にとってマイホームは一生の夢だった。1947-49年の敗戦の灰の中で生まれたことも安らぎの場への希望を強めた。800万人にのぼるこの世代は60-70年代の高度成長を導きながら夢をかなえていった。賃貸住宅からスタートし、新居を購入し、そして一戸建てを確保した。終身雇用の環境で会社人間として生きる限り、マイホームは難しいことでなかった。政府も景気浮揚レベルで新築のマイホーム保有政策を進めた。長期低利の住宅融資を用意した。70-80年代に郊外、山地へと住宅建設ブームが起きた理由だ。
住宅団地に沿って鉄道路線と道路が開通した。公園と学校には子どもがあふれ、商圏も形成された。庭付き一戸建ては団塊の世代の理想郷だった。家庭は家と庭があってこそ築かれるという言葉も出てきた。自然の中の快適な住居空間は長時間の出退勤の苦労が癒される場だった。団塊の世代のマイホーム保有率は86.2%にのぼった(2013年高齢社会白書)。