「韓国、2060年には大気汚染死亡率がOECD最高」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.11 12:14
3日に韓国政府が発表した粒子状物質総合対策が論議を呼んでいる中、経済協力開発機構(OECD)が韓国の大気汚染の深刻性を警告する内容が入った報告書を発表した。対処できない場合、約40年後の2060年にはOECD加盟国のうち最も大きな被害が生じるという内容だ。
OECDは9日(現地時間)、報告書「大気汚染の経済的結果」(The economic consequences of outdoor air pollution)を発表した。報告書は車両や石炭火力発電所など産業施設、アンモニアを出す肥料の過多使用による大気汚染が招く社会的費用を推算した。これによると、2060年までに大気汚染による早期死亡者数は世界的に年間最大900万人という。また、医療費の増加や労働生産性の減少などで発生する経済的損失が2兆6000億ドルに達すると予想した。年間の世界国内総生産(GDP)の1%に相当する数値だ。特に韓国と中国・インド・ウズベキスタンなど中央アジアの国で早期死亡者が大幅に増える恐れがあるという。