米国金利引き上げ延期で景気浮揚の支援射撃に出た韓銀総裁(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.10 13:42
韓国銀行の金融通貨委員会の電撃的な金利引下げは、景気が予想よりも良くないという判断のためだ。市場からは金通委が金利引き下げの「方向指示器」をあらかじめつけていなかったという不機嫌な声が出ている。ただし5月と6月の金通委の発表文を比較すると、韓銀の景気判断が時間が経つほど悲観的に変わっていったということが分かる。
世界経済について5月に「先進国中心のゆるやかな回復傾向が持続」と表現して6月には「微弱な回復傾向が持続」、韓国の内需経済は「内需および経済心理はゆるやかな改善」から「内需改善の傾向弱化および経済心理の不振」へと景気判断が悪くなった。