米国・伏兵に会った利上げ…韓国・機会に会った利下げ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.08 08:48
米国の追加利上げのシナリオにブレーキがかかった。「雇用ショック」という伏兵に会っただめだ。米国の金利引き上げ時期が遅れる可能性が大きくなり、韓国銀行が基準金利を引き下げて景気下降を防がなければならないという主張が力を増している。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は6日、フィラデルフィアでの講演で、今後の通貨政策について「より漸進的な金利引き上げが適切なようだ」と説明した。イエレン議長は「5月の雇用動向は失望的で懸念される」と話した。先月の米国の新規雇用創出は3万8000件にとどまり雇用ショックと受け止められた。イエレン議長が今後の金利引き上げ時期には触れず「漸進的な引き上げ」だけを強調したことで市場では今月の金利引き上げの可能性は消滅したと解釈している。