シアトル・マリナーズの李大浩（イ・デホ、３４）が今季７号本塁打を放った。

李大浩は３１日、米ワシントン州シアトルのセーフコフィールドで行われたサンディエゴ・パドレス戦に７番・一塁手で先発出場し、３ランを含む４打数２安打３打点１得点と活躍した。先月２１日のシンシナティ・レッズ戦以来１０日ぶりに本塁打を追加した李大浩は、打率を２割５分４厘から２割６分７厘（７５打数２０安打）に上げた。

李大浩は６－２とリードした８回一死一、三塁からサンディエゴの右腕投手ブランドン・マウラーから左翼に本塁打を放った。真ん中に入ってきた２球目、９７マイル（１５６キロ）の直球を引っ張った。３試合ぶりに先発出場した李大浩はだめ押しの３ランでシアトルの勝利（９－３）に寄与した。

相手チームが左腕投手の場合に主に起用される李大浩は今季３２試合に出場している。７５打数ながら７本塁打と、チーム内で本塁打５位。アメリカンリーグの新人では９本塁打の朴炳鎬（パク・ビョンホ、３０、ミネソタ・ツインズ）、ノマー・マザラ（２１、テキサス・レンジャーズ）に次ぐ３位だ。朴炳鎬は１４５打数（４２試合）、マザラは１６５打数（４３試合）を記録している。

シアトルのサーバイス監督は試合後、「李大浩は本当に驚く選手。試合に出れば何かを見せる」と称賛した。米ＣＢＳスポーツは「李大浩のパワーが徐々に表れている。李大浩は毎日出場しているわけではないが、現在の本塁打ペースを維持すれば出場時間を増やすことができるだろう」と伝えた。

シアトルのファンはバックアップ要員として決定的な瞬間に一発を放つ李大浩に本人のイニシャル（Ｄａｅ　Ｈｏ　Ｌｅｅ）から「ＤＨＬ」というニックネームをつけた。国際郵便・貨物配送企業ＤＨＬがいつ、どこからでも物を確実に配達してくるように、李大浩も決定的な瞬間に本塁打で勝利を確実に届けてくるという意味が込められている。これまでシアトルは李大浩が本塁打を放った６試合のうち５試合で勝利している。