【コラム】サムスンに望むものは何ですか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.12 08:48
サムスンが李在鎔(イ・ジェヨン)体制2年を迎えた。1年ほど過ぎた頃、財界10位圏グループのトップはこんな話をした。「李在鎔副会長に何と言うべきか考えてみたが、話す言葉がない。私が全く体験したことのないその大所帯しについて何の知識も経験もないからだ」。そして再び1年。過去2年の功罪を測る精密な秤は自分にもない。ただし古い秤を変えなければならない時にはなった。
サムスンに対する大衆の秤は二重的だ。愛憎といっても構わず、むち打ちだと言っても差し支えなく、妬みだと言ってもそれだけのことだ。しかし「柿を置け」「梨を置け」(※他人のことに余計な口出しをすること)という了見ならばそれは違う。ちょっと力を使う方々はたまに「サムスンは単にサムスンなのではない」という話をする。国全体のことを考えろという総論に文句をつける理由はない。ところでこの指摘は概してこのように続く。「サムスンが系列会社を売って社員を減らすことは間違っている。そうすれば全て萎縮する。サムスンの影響力を考えるべきであり…」。