【コラム】韓国の空気政策、このままではいけない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.09 15:47
先週末、私の娘が学校のサッカー試合に初めて出場した。1ゴールを入れ、決定的なアシストも何度かした。誇らしかった。その日夜、私は娘のせきで何度も目覚めた。私は自分の子どもたちがソウルに暮らしながら韓国文化を習うのをうれしく思う。米国で生活していれば得られない非常に大きなチャンスだと私はよく主張する。しかし最近は子どもを健康の心配なく外で運動できる空気がきれいなところに送らなければいけないという気がする。昨年、韓国を訪問した父は、ソウル駅を出ると空気から硫黄のにおいがすると語った。
農村地域を含めて韓国の空気が悪化し、そのために病気にかかる人が増えているという事実は公開された秘密だ。有害大気汚染物質に対する規定を違反するディーゼル自動車が市場に出ることが多い。そのような車はにおいだけでも分かる。しかしいかなる措置もない。市民の健康を脅かす粒子状物質に比べると、中国の砂漠から風に乗って飛んでくる黄砂の危害性は何でもないという気もする。