韓国政府の企業構造調整計画…「緊急時対応計画の大きな絵を描け」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.27 15:22
現代(ヒョンデ)商船の最近5年間の累積赤字(当期純損失)は2兆6700億ウォン(約2587億円)に達する。
稼いだお金がなく借金で延命しているうちに昨年末基準の負債比率(自己資本対比総借金比率)が1565.2%に上昇した。高額を支払って海外の船主から船を借りたが、海運の景気低迷でコンテナ運賃が2年間で80%下がりながらどん底に陥った。その上、用船料の請求書が飛んでくるたびに会社債を印刷して資金を調達したが、信用格付けが下がり会社債の発行も難しくなった。自主的な財務構造の改善が不可能な構造だ。これは政府が26日に構造調整推進計画を発表した中で現代商船に出した評価だ。任鍾龍(イム・ジョンリョン)金融委員長が「用船料の引き下げと社債権者の債務再調整が行われなければ法定管理をするだけ」と断言した理由だ。