朴大統領「量的緩和を前向きに検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.27 15:07
総選挙後に消えていく雰囲気だった「韓国版量的緩和」論争にまた火がついた。朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、報道機関の編集・報道局長との懇談会で、量的緩和に関する質問に対し、「前向きに検討しなければいけないという立場」とし「そのような方向で推進されるよう力を注ぐ」と明らかにした。
韓国版量的緩和は選挙期間中に康奉均(カン・ボンギュン)セヌリ党選挙対策委員会共同委員長が公約として取り出したカードだ。一言で、韓国銀行(韓銀)がお金を刷って企業の構造改革を助ける「支援射撃」をしようという内容だ。具体的な方式としては、韓銀が産業銀行などが発行した債券を買い入れることを提示した。破格的な内容で注目を浴びたが、与党の選挙惨敗で推進力を失われる雰囲気だった。しかし最近、政府が構造改革に拍車を加え始めたうえ、朴大統領の「前向きに検討」発言が出て、再び浮上した。