北朝鮮偵察総局の大佐が昨年亡命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.12 10:06
北朝鮮で対南工作を総括する偵察総局所属の人民軍大佐が昨年、韓国に亡命したと、韓国政府が11日明らかにした。国防部と統一部の報道官はこの日、「北の偵察総局の大佐が国内に入ってきた」とし「しかし人的事項など具体的な内容を公開するのは難しい」と明らかにした。この人物は韓国に入国した北朝鮮軍出身者のうち最高位級だ。
偵察総局は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の直属機関。匿名を求めた政府当局者は「偵察総局の元大佐は一昨年脱北して第3国に滞在していたが、昨年1月に入国したと把握している」とし「この数年間、公開されていない北の軍幹部と高位層の脱北事例はほかにもある」と述べた。統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は「アフリカ駐在外交官も昨年国内に入国した」とし「(北朝鮮エリートの相次ぐ亡命は)権力層の異常兆候事例」と話した。