【社説】精神疾患早期発見できなければ国が不幸になる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.29 10:25
韓国政府が25日に第1次精神健康総合対策(2016~2020年)を出した。3万カ所程度の開業医を1次医療網として活用し診療費負担を大幅に下げるということが骨子だ。全官庁が参加して確定した点、汎官庁差別改善タスクフォースチームを作ることにした点などは2012年の保健福祉部レベルの対策より一歩進んだと評価できる。
韓国人の精神健康は改めて言及する必要もないほど良くない。4人に1人の割合でうつや不安などの精神健康の悪化を経験する(2011年調査)。2011年以降に経済成長が後退しさらに悪化しただろう。問題が生じても15%だけがサービスを利用し、発病してから1年半後に医師を訪れる。米国は患者の39%がサービスを利用する。英国は発病後7カ月程度で医療スタッフを探す。一言で韓国は病院にあまり行かず、遅く行く。