【時論】韓国を救うバーチャルリアリティ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.26 17:35
情報技術(IT)に少々関心がある人ならば、1月にラスベガスで開かれた世界家電博覧会(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)と25日にスペインのバルセロナで幕を閉じたモバイル・ワールド・コングレス(MWC)に注目せざるをえない。この先1年を占う新技術と新製品を披露する世界的なビッグイベントだからだ。今年の2つの行事の最大の話題は断然バーチャルリアリティ(VR)だ。
VRを簡単に説明すれば「私たちが生きている現実世界ではない、仮想で作られたもう1つの世の中」を話す。仮想だが、現実のようにあまりにも生き生きと感じられ、私たちが直接入って体験できる特定の環境または状況だ。2次元であるスクリーンだけを見てきた映画が、私の周囲に3次元で具現化されて私の行動や言葉に反応すると考えてみてほしい。映画の中に私が存在するような臨場感と没入感が今とは比べものにならないだろう。一度体験してみれば「ああ、こういうことか」と感じて世の中の驚くべき変化を実感できることになるだろう。