開城工業団地の設備、北朝鮮が運営する可能性も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.24 14:45
稼働中断から10日以上経過した開城(ケソン)工業団地は最近、閑散としている。時々巡察する北朝鮮特区開発総局と軍部所属のジープ以外には人影が見えない。管轄第6師団の兵力が工業団地周辺を警戒しているという。
金正恩(キム・ジョンウン)の核・ミサイル挑発に対応し、10日に韓国政府が開城(ケソン)工業団地の全面中断を明らかにすると、北朝鮮は南側人員の追放と資産凍結を発表した。搬出できずに残されたミシンや精密工作機械など生産設備は1兆190億ウォン(約1000億円)にのぼる。韓国電力の発電(480億ウォン)とKTの通信(94億ウォン)設備も含まれる。衣類・靴・時計・鍋などの製品も置いてくるしかなかった。現地ウリィ銀行の金庫にあったドルなど一部の現金もそのままだという。