【コラム】静かだが過度な韓国版量的緩和(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.02.22 09:08
2008年9月にサブプライム問題が触発した金融危機以降、世界の中央銀行はそれぞれ異なる方式で量的緩和(Quantitative Expansion=本源通貨供給)政策を推進した。米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和政策は3回にわたり「STOP-GO」方式で進行された。意図的に3段階に分けたというよりは、状況を見ながら慎重に通貨供給を増やしたと見るのが正しい。第1段階で2008年9月から約18カ月間にわたり通貨を1兆3000億ドル増やし、第2段階で2011年初めから7月までの6カ月間に7000億ドル、第3段階で2013年当初から約18カ月間に1兆7000億ドルを供給した。3回にわたる米国の量的緩和政策の結果として通貨は2008年9月のサブプライム危機直前より3兆7000億ドル増えた。
◆米国は着実に、EUは慎重に量的緩和進行