韓経:<井の中の韓国ファッション>韓流の後光に便乗、現地化おろそか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.18 14:18
中堅の幼児服企業A社は、中国の店舗を昨年初めに約400店まで増やしてわずか1年間で半分の200店ほどに減らした。「1人っ子」政策廃止の恩恵を期待して積極的に店舗を増やしたが、期待ほどの実績が出てこないからだ。この企業は「韓国製の幼児服」という点を強調したが、もともと商品の半分ほどは国内で売った在庫で、価格は韓国より2倍ほど高くつけた。中国人は「何度か買ってみたら品質に比べて高い」ときびすを返した。デパートに約束していた最低手数料は毎月出て行くために損失だけが重なった。
A社の例のように内需市場の限界を突破するために野心的に中国に進出して「苦味」だけを感じるファッション企業が少なくない。韓国ファッション協会によれば中国に進出した国内ブランドは2003年52社から昨年は200社余りに増えた。だが現地化を通じて中国での売り上げが韓国を上回ったイーランド、ザ・ベーシックハウスなどごく少数を除けば成功事例を探すのが難しい。