韓経:【社説】日本のマイナス金利の非整合的ショック
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.11 13:05
日本の金融市場がパニックだ。日経平均株価はきのう372.05円(2.31%)の下落となる1万5713円39銭で取引を終えた。数日前の5.40%の大暴落に続く急落傾向だ。今年に入り40日で18%も下がった。円は先週1ドル=120円台から114円台まで上昇した。株価は落ちるのに円は上がる。数日前に初めてマイナスを示した長期金利は依然として0%台にとどまっている。市場には不確実性だけが広がっている。
日本の金融市場の危機原因として欧州の景気下落や石油価格急落、米国の景気回復鈍化などさまざまな要因を挙げられる。だが日本銀行が先月29日に導入したマイナス金利の影響が直接的な要因だ。日本銀行は投資と消費を増やす次元から都市銀行にだぶついている預金を民間に回すためにマイナス金利を導入した。しかし日本銀行の予想は完全にはずれた。リスクを避け安全資産を探そうとする資金と投機を狙って集まる資金で大混乱しているのだ。為替相場は急速な円高にやはり期待を裏切っている。