【中央時評】技術革命に備えよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.09 13:18
人工知能、ロボット、無人自動車、3Dプリンティング、生命工学の新技術が人類の生活を大きく変え、世界経済の新しい成長動力になるという見方が出ている。もうロボットは空想科学小説の中だけに存在するのではない。人工知能は携帯電話の音声命令やデジタル健康管理製品のように日常で広く活用されている。ドローン(無人小型航空機)は観測、軍事、農業、運送のために空を飛んでいる。世界の多くの企業と政府は次々と新技術競争に飛び込んだ。
人類の長い歴史で技術は経済発展の最も重要な要因だった。人間は技術を発展させて自然条件と肉体の限界を克服し、途方もない生活の豊かさを享受することができた。1775年にジョームズ・ワットの蒸気機関発明で人力・畜力・水力・風力に代わる新しいエネルギー源が生まれ、「産業革命」が始まった。1879年にトーマス・エジソンが電球を発明して人工照明が大衆化し、夜間にも工場が稼働し、劇場や食堂が営業した。電力供給体系を備えて電気が代替エネルギー源として使われ、大量生産が始まり、「第2次産業革命」の時代が開かれた。