<ノーベル賞の話>ノーベル賞を受賞しようとするなら(5)官のリーダーシップが必要だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.26 10:34
これまで4回にわたり、韓国からノーベル賞受賞者が出てくるには何をすべきかを書いてきた。今日はその最後として、科学技術の生態系で力の頂点にある官のリーダーシップを扱おうと思う。
1960年、英国ケンブリッジの「分子生物学ユニット」は小さな規模にもかかわらずDNAとたんぱく質の構造究明で4人のノーベル賞受賞が有力な状況だった。ユニットを導いたマックス・ペルーツはこのような成果を基にMRCの責任者だったハロルド・ヒムスワースを説得して予算を確保し、「分子生物学実験室(LMB)」という研究所を設立して十数人のノーベル賞を輩出する気炎を吐いた。