<北朝鮮4次核実験> 金正恩、32歳の誕生日の2日前に「水爆成功」大々的宣伝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.07 14:12
金正恩の「水爆実験」カードは緻密で戦略的だった。彼の最近の動向と北朝鮮官営宣伝メディアの動きを振り返ると、隠されていたパズルのピースが見えてくる。隠密な予告は1カ月前にあった。
昨年12月10日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は「核弾・水素弾の巨大な爆音を轟かすことができる強大な核保有国になった」と述べた。平川(ピョンチョン)革命史跡地を訪問してだ。祖父の金日成(キム・イルソン)主席が1948年12月、北朝鮮独自の技術で最初の機関銃を作って試験射撃をしたという、いわゆる「主体国防技術」の聖地だった。そこを発言場所に選んだだけに、韓国と西側のメディアはこれを大きく扱った。情報をさっと流して世論を探るバロンデッセ(ballon d’ essai)技法を駆使した。バロンデッセは気象試験・観測用語に由来する言葉だ。