韓国検察、産経前ソウル支局長を控訴せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.23 07:37
検察が朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損した容疑で起訴され、最近無罪を言い渡された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に対する控訴を放棄した。加藤前支局長の情報通信網法上の名誉毀損容疑に対して無罪を言い渡した17日の1審判決に関連し、ソウル中央地検は控訴しないことを決めたと22日、明らかにした。
検察の関係者は「加藤前支局長の記事が虚偽であり、それによって朴大統領の名誉が毀損されたという点が1審判決で明確になった」とし「日本側の人たちが『日韓関係発展のために加藤前支局長を善処してほしい』とし、外交部がこれを参酌してほしいと伝えた点などを考慮した決定」と述べた。しかしこの関係者は「加藤前支局長が記事内容が虚偽という点を未必的に知っていたと認めながらも誹謗の目的がないと見た点は、従来の最高裁の判例に反する」とし「控訴して争う余地はあったがしない」と付け加えた。