【社説】ムーディーズは格上げし、国内では悲観論広がり…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.21 15:27
国際格付け機関の米ムーディーズが先週末、韓国の国債を「Aa3」からフランスと同じ「Aa2」に格上げした。過去最高の格付けだ。中国・台湾(Aa3)より1段階高く、日本(A1)より2段階高い。韓国より格付けが高い国は米国、ドイツ、カナダ、豪州、シンガポール(以上、Aaa)、英国、香港(以上Aa1)の7カ国だけだ。経済システムの面で先進国経済と認められたのだ。
ムーディーズが提示した格上げ要因は堅調な成長と良好な財政・対外健全性、構造改革に向けた政府の努力などだ。成長潜在力を拡充し、経済回復力を高めることができる制度的力量を備えていると見なしたのだ。もちろん、格付けは主に信用リスク指標に焦点が合わされ、実物経済の動向や体感景気とはやや乖離がある。しかし今回の格上げは、ほとんどの新興国が危機を迎えている中で決して小さくない成就だ。あえてその意味を過小評価することではない。