「牡丹峰楽団北京公演の取り消しは核・長距離ミサイル発射場面のため」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.15 08:39
中国政府が突然取り消しとなった北朝鮮牡丹峰(モランボン)楽団の公演をめぐる報道統制を強化し、サイバー空間で大々的な検閲および削除作業が行われている。
12日の公演取り消し事態が発生する直前までは、中国版ツイッターの微博(ウェイボ)の初期画面には牡丹峰楽団の公演が「今日のホットイシュー(熱門)」に分類されていた。およそ数十万件の掲示物・コメント・再転送(リツイート)などがモバイル空間を埋めた。ホテルのロビーで撮影された団員の写真は「(整形をせず過度に飾らない)素朴で純粋な美しさ、韓国ガールズグループよりはるかに美しい」などの賛辞とともにクリック数が急増した。しかし公演が取り消しになった後の12日午後遅くからこうした掲示物が一つ、二つと削除されると、13日夜からはすべて消えた。「牡丹峰楽団」という文字がサイバー空間で「禁則語」リストに入ったのと同じだ。その代わり「業務的疎通問題」と報道した新華社通信の記事をそのまま使った掲示物だけが少し残っている。中国では微博・ウィチャットなどオンラインサービスを運営する企業が政府当局の検閲・統制に協力することになっている。