【時視各角】富裕層の親の子どもを愛する方法=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 17:12
「私たちは娘と子どもたち全員により良い世界を残さなければいけないという重い責任を感じる」。フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ夫妻が娘に送った手紙の一部だ。ザッカーバーグ夫妻は口だけで「重い責任」を述べたのではなく、具体的な行動に入った。450億ドルを寄付し、慈善のための私企業を設立したのだ。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなど米国の富豪が寄付した金額を圧倒する金額もそうだが、それよりも目を引いたのは「寄付の方式」だ。
非営利慈善財団ではなく、投資もし、政治的寄付とロビー活動もできる企業投資形式をとった。免税の恩恵を放棄しながらだ。東西古今を問わず政治家はお金で動かせるため、「より良い世界」を作るための政治的圧力手段まで確保したのだ。税金も出し、慈善もし、投資もし、政治寄付もする。初心を失わなければ、これまで我々が経験したことがない、親の善意と意志が世の中を変える方式を見ることになるかもしれない。