【コラム】回想2015:無力感、その声なき叫び=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 11:41
年末を控えて回想に浸る。今年は世界全体が委縮し、無力感に陥った一年だったようだ。事件と問題は積み重なるが、リーダーたちは弱まり、世界が信頼喪失になっている。
今世紀に入って世界の最終貸付者を自認してきた米国など世界のリーダーの国々は、それぞれの生存方程式に没頭して世界の問題に対する指導力を喪失してきたし、これまでこうした国々に命綱をつないできた後進国と新興国は大きく揺れた。こうした信頼喪失の隙をかき乱しながらイスラム国(IS)などの秩序破壊組織は勢力を拡張してきたし、結局、今回のパリの大惨事にいたった。