SDR編入成功した中国…ドルの勢い脅かすことはないだろう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.02 09:21
米国など西側先進国が主導した国際通貨体制に地殻変動が始まった。中国人民元が震源地だ。人民元は国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)通貨バスケットに編入され「エリート通貨」グループに足を入れた。中国の「金融崛起」だ。
中国はすでにアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立した。中国が初めて主導して作った国際金融機関だ。続けて人民元のSDR通貨バスケット編入に成功した。こうした中国の歩みが引き起こす波及効果に対する疑問も大きくなっている。疑問を解くために世界的な為替相場専門家である米コーネル大学のエスワー・プラサド教授と電子メールインタビューを行った。ちょうどドルの支配力と国際通貨体制を分析した彼の新作『ドルの罠』が韓国で翻訳出版された。