リディア・コ（１８、ニュージーランド僑胞）が世界女子ゴルフの「最年少」の歴史をまた塗り替えた。

１８歳に過ぎないリディア・コは２０１５シーズン米国女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアー最年少の「今年の選手賞」と最年少の「賞金王」を同時に手にした。

２３日（韓国時間）、米国フロリダ州ネープルズのティブロン・ゴルフクラブで開かれたＬＰＧＡツアー今年のシーズン最終戦ＣＭＥグループツアーチャンピオンシップ最終４ラウンド。リディア・コは最終合計１１アンダーパーで共同７位にとどまったが、今年の選手賞部門で２８０点を取得して強力なライバル朴仁妃（フパク・インビ、２７、ＫＢ金融グループ、計１２アンダーパー単独６位、２７８点）を２点差で抜いてＬＰＧＡツアー史上最年少の今年の選手になった。朴仁妃はリディア・コにこの２つのタイトルを譲ったが「名誉の殿堂」登録ポイントを全て満たし“伝説”の隊列に加わることになった。

この大会の優勝は最終合計１７アンダーパーを記録したクリスティ・カー（３８、米国）が手にした。カーは優勝賞金５０万ドルのジャックポットを決めた。生涯の初勝利を狙ったチャン・ハナ（２３、ＢＣカード）は最終合計１６アンダーパーで共同２位で満足した。

◆リディア・コ、最年少「今年の選手賞」と「賞金王」

シーズン５勝を記録したリディア・コは「最年少タイトル」の歴史だ。彼女の行く道は全て最年少という修飾語がついた。その「最年少」が非常に多く、数え切れない。今シーズンだけみれば最年少メジャー優勝をはじめ最年少通算１０勝（男女統合新記録）そして最年少世界ランキング１位だ。「今年の選手賞」はさらに意味深い。ＬＰＧＡツアーだけでなく米国４大プロスポーツと米国プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアーをあわせても最年少記録だ。２１歳の時にＰＧＡツアーを征服してこの賞を受賞した「ゴルフの皇帝」タイガー・ウッズ（４０、米国）より３歳も若い年齢での受賞だ。

リディア・コは賞金ランキングでも合計２８０万８０２ドルを稼いで朴仁妃（２６３万１１ドル）を１７万７９１ドル差で上回り、最年少の賞金王になった。またシーズン全体成績をポイントで換算する「レース・トゥ・ＣＭＥグローブ」で計６０００点を取得して５７００点の朴仁妃を抜いて２年連続で１位になった。このおかげで１位に与えられる特別ボーナス１００万ドルも彼女のものになった。リディア・コはこれで２０１３年１０月にプロでデビューして以来２年でＬＰＧＡツアーをまるごと手に入れた。

◆朴仁妃、「名誉の殿堂」登録確定

朴仁妃はリディア・コと「今年の選手賞」「賞金王」をめぐって終盤まで争ったが優勝できずに最低平均打数（ベアトロフィ、６９．４１５打）賞で満足した。しかし朴仁妃はこのベアトロフィ賞（１点）を受賞してＬＰＧＡツアー「名誉の殿堂」ポイント２７点を全て満たした。ＬＰＧＡツアー名誉の殿堂に登録されるにはポイント２７点を満たしてツアーで１０年以上活動しなければならない。これが「ゴルフの伝説」を意味する。朴仁妃は２０１６シーズンまで走れば１０年を全て満たすことになり自動的に名誉の殿堂に登録される。韓国選手がＬＰＧＡツアー名誉の殿堂に加入するのは２００７年にパク・セリ（３８、ハナ金融グループ）が唯一だ。