<東アジア首脳会議>朴大統領、オバマ・李克強の面前で「南シナ海の平和増進を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.23 07:51
マレーシアのクアラルンプールを訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は22日(現地時間)、南シナの海領有権問題に関し、「すべての関連当事国は南シナ海の行動宣言(DOC)とその精神、そして非軍事化公約を遵守することで、南シナ海の平和・安定の増進に寄与することを望む」と述べた。紛争当事国の中国と東南アジア諸国連合(ASEAN、10カ国)所属の11カ国の首脳は2002年、南シナ海紛争を平和的に処理するという内容のDOCを発表した。
朴大統領はクアラルンプールコンベンションセンターで開催された第10回東アジア首脳会議(EAS)で、「南シナ海は世界エネルギー貿易量の3分の1以上が通過する主要海上交通路」とし「韓国も原油輸入量の90%、輸出入物流量の30%以上がこの航路を利用しているため、南シナ海での平和と安定は韓国にも利害関係が大きい事案」と強調した。また「南シナ海で航行と上空飛行の自由が保障されなければならず、紛争は関連合意と国際的に確立された行動規範に基づき平和的に解決されることをこれまで強調してきた」と紹介した。朴大統領のこうした発言は「国際的に確立された国際規範に基づき平和的に解決されなければいけないという我々の立場を再確認したものだ」と、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者が説明した。