習近平「万里の長城なぜ築いたか…中国、攻撃遺伝子ない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.04 09:37
中国の習近平国家主席は3日、国際シンクタンク「21世紀委員会」の代表団と会った。習主席はこの日、北京人民大会堂で開かれた代表団との懇談会で「中国は近隣諸国と協同・共存・共栄を望む」として「協力は最大化し、差は最小化する」と話した。習主席は引き続き「中国が万里の長城をなぜ築いたか」と反問して「万里の長城は防衛のためのものだ。中国には攻撃的遺伝子がない」と強調した。だが南シナ海問題を念頭に置いたように「先祖から受け継いだ土地をちょっとでも侵犯されるならば、あらゆる方法を動員して対応する」と話した。
習主席はさらに「一帯一路(陸海上シルクロード)は私が歴史的事件を調べて考え出したもの」としながら「基本は文化交流であり、目的は相互共栄であって、領土拡張の考えは全くない」とした。彼は「アジアインフラ投資銀行(AIIB)を作った理由も同じだ」として「中国は過去100年間余り、しばらくは政策的ミスで大きな苦痛を味わったが今は克服した」と話した。また「中国が強くなったと多くの人々が心配している事情をよく分かっている」として「心配する必要はない。中国は平和の道を進むだろう」と誓った。習主席はさらに「ナポレオンは中国を眠れるライオンだといった。私たちは今や目覚めた。私たちが人民を飢えさせないようにするだけでも人類に大きな貢献をすること」と強調した。