【社説】南シナ海でも韓国の自由航行権は確保されるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 14:59
米国と中国が南シナ海自由航行権をめぐり正面衝突している。南シナ海の南沙諸島に建設中の中国の人工島近隣12カイリ(22キロ)内で米国がイージス駆逐艦「ラッセン」を航行させたのに対し、中国は軍艦2隻を緊急投入して「ラッセン」を追跡するなど武力示威で対抗した。幸い、物理的な衝突なく終わったが、緊張局面はしばらく続く見込みだ。
米国は国際法上人工島は領土(島)と認められないとし、航行・飛行の自由を守ると繰り返し強調している。特にカーター米国防長官は数日前、上院公聴会で「米国は国際法が許容する地域ならどこでも飛行し、航海し、作戦をする」とし「今回の作戦は今後も数週間または数カ月間続く」と述べた。中国も強硬姿勢を見せている。米国の挑発、主権侵害などの激しい表現を使って反発し、この海域の領空を飛行する時は事前通報させる防空識別圏宣言まで検討中という声も聞こえる。