【コラム】朴槿恵の「幸福教育」が山に進まないようにするには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 11:03
教育が息苦しい。子どもたちは望んでもいないのに大人たちは勝手に入試と教科書を変えておく。ふと「教育とはバケツを満たすことではなく、学生たちの心の中に燃料を入れ火をつけることだ」としたアイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツが思い浮かぶ。機械的で画一的な「缶詰教育」では学生たちの創意性を育ませにくいという意味ではないのか。デジタル時代に国の未来を牽引していく学生たちには心の火が必要だ。夢と才能と創意性を育て、その情熱を燃え上がらせるのは政府とすべての大人の役割だ。朴槿恵(パク・クネ)政権の教育改革目標である「幸福教育」の要諦でもある。
実際の学生たちはどうだろうか。ひょっとして小中高校12年が最も荒廃して不幸で無味乾燥な時期だと考えるのはでないか。学生たちには一言も尋ねずに改革気取りでバケツに水(教科書)を丸め入れて毎年異なる入試を強要する現実と幸福教育が食い違っていてする話だ。