【コラム】北朝鮮と米国=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 17:56
北朝鮮は米国を不信に思い、恐れている。しかし米国との関係正常化を切実に望んでいる。韓半島(朝鮮半島)の地政学的位置によって米国との関係正常化が北朝鮮にとって利益になると判断するからだ。問題は核問題だ。北朝鮮は米国との関係正常化を達成するまで核兵器の開発を決してあきらめないつもりだ。その理由は多様だが3つに整理して北朝鮮対外用の週刊誌「統一新報」の3月28日付で明らかにした。
最初に、金正日(キム・ジョンイル)総書記が残した最も大きな遺産の1つだということだ。力がなければ自分を守ることはできない今日の世界で、金総書記が北朝鮮を核強国の地位に引き上げたという説明だ。2番目、核保有がすでに法制化されており国家の戦略的路線になっていると主張した。北朝鮮は2013年4月の最高人民会議第12期7次会議で「自衛的核保有国の地位をさらに強固にすることについての法」を採択して核保有を法制化した。3番目、米国の核脅威が日増しに加重されているという主張だ。その例として2013年韓米合同軍事演習であるキー・リゾルブで登場した核戦略爆撃機B-52とステルス戦略爆撃機B-2を取り上げた。米国がこのような武器によって北朝鮮を核脅威にさらし、自衛のために核兵器を保有しなければならないという主張だ。北朝鮮の哀訴であり、くどくどしい弁解だが北朝鮮の内心を垣間見ることができる。