フォルクスワーゲンの排ガス不正問題に見る自動車リコール=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.07 10:16
背中を押されるようにリコール計画を出したフォルクスワーゲンが韓国市場のあちこちで打撃を受けている。韓国輸入自動車協会が6日に明らかにしたところによると、先月のフォルクスワーゲン車両登録台数は2901台で、8月の3145台に比べ7.8%減った。中型車である「パサート2.0TDI」は8月に854台で輸入車販売1位だったが、先月は583台にとどまり4位に押し出された。同じ期間に準中型ベストセラーである「ゴルフ2.0TDI」も740台から430台に減り10位まで下がった。新車発売、個別消費税引き下げ効果のおかげで輸入車全体の登録台数が8月より12%増えたのと対照的だ。
環境部はこの日、問題車両に対する道路走行検査を実施した。来月中に検査結果を発表する。排ガス不正の有無によりリコール命令を下す計画だ。法務法人パルンはこの日フォルクスワーゲン車両オーナー38人の代理として売買契約取り消し訴訟を起こしたと明らかにした。先月30日フォルクスワーゲンとアウディの車両オーナー2人の代理で出した訴訟に続き2番目だ。ハ・ジョンソン弁護士は、「訴訟への問い合わせが殺到しており、毎週1回ずつ追加訴訟を起こす計画」と話した。