<世界革新企業家、未来50年を語る>(6)ロレアルグループ会長 …「倫理武装してこそ生存」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.02 14:00
ランコム・キールズ・ビオテルム・シュウウエムラ・イヴサンローランなど何と32の有名グローバル化粧品ブランドを率いる「ビューティー恐竜」ロレアルグループの悩みはすでに始まっていた。どうやってさらに生き残るか。どうやって王座を守っていくか。
ロレアルグループのジャン・ポール・アゴン会長兼CEO(59)は中央日報とのインタビューで「21世紀の企業は何よりも存在意義を持たなければならない」として「今後50年は強力な倫理原則を持つ企業が最も強い企業になるだろう」と明らかにした。さらに「利潤の創出はもはや企業の唯一の目標ではなく、企業の役割がはっきりと変わってこそ生き残ることができる」と語った。最近、78年の歴史を誇る世界第1位(2015年上半期の販売量基準)の自動車メーカーフォルクスワーゲン(VW)グループが排出ガス操作という「嘘」によって一瞬にして立ち行かなくなっているのを見れば、意味深長なメッセージに違いない。