「国論統合教科書が必要」「歴史解釈の多様性害する」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.11 08:49
10日、国会教育文化体育観光委員会の教育部国政監査では「国史教科書の国定化」をめぐって与野党が激突した。野党議員は「国定教科書は、北朝鮮など画一的な教育をしなければならない国だけが採用している。歴史教育の多様性を害する国定化の議論を中断せよ」と黄祐呂(ファン・ウヨ)副首相兼教育部長官に促した。
この日、黄長官は「国定化についての立場がどうなのか」という野党議員の質問に「検定制と国定化の2つの案をめぐって検討中」としながら明言を避けた。だが「バランスの取れた正しい教科書を作って、国論を統合して誇らしい祖国に対する自負心を持たせようというのが教育部の基本立場」という言葉を繰り返した。黄長官は「国定として決定されれば2017年3月から、現行検定制を維持すれば2018年3月から新しい教科書を適用することになる」と話した。国定教科書として決定される場合、来年年末までには教科書を作るということだ。