【時論】G2リスク、内需活性化で解決すべき=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.09 15:40
「リーマンショック」の発生から7年になろうとしている時に、中国と米国から始まった金融不安の憂慮が世界経済を再び暗くしている。かつてグローバル金融危機当時には強力な景気浮揚策と人民元の為替レート安定を通じて世界経済の安全弁の役割を果たした中国が、今や危機の雷管に指定されている。上半期7%の成長に続き下半期にも6%台後半の成長が可能だという見通しだが、依然として軟着陸の警告が絶え間なく続いている。過剰設備や過多負債など構造的不均衡とともに消費・サービス産業主導への経済構造転換が順調なのかについての疑問のためだ。
最近の株価急落や、突然人民元切り下げをする中国経済に対する不安心理とともに、中国政策当局の調整能力への疑問を大きくしている。軟着陸が可能でも今後の中国経済の成長傾向が徐々に弱くなりながら、中国依存度が高い新興国および資源富国を中心に世界経済に及ぼす波紋は小さくない。