K-POP、玄永哲銃殺情報…北朝鮮兵士の心を揺さぶった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.28 11:13
25日に妥結した南北高官接触で北朝鮮の遺憾表明を引き出した最大の貢献者は「対北朝鮮拡声器放送」だった。対北朝鮮放送は国防部直轄部隊の国軍心理戦団が担当する。拡声器放送をはじめ、ビラ散布など対北朝鮮心理戦に関連するすべての作戦を担う組織だ。イ・ユンギュ合同参謀本部心理戦政策諮問委員(59、予備役大佐)と心理戦部隊で37年間服務したファン・ソンチョン元国軍心理戦団主任元士(60)に対北朝鮮拡声器放送の内容や効果について尋ねた。
今回の対北朝鮮拡声器放送は▼北朝鮮体制および金正恩(キム・ジョンウン)批判▼K-POPなど音楽放送▼大韓民国の体制優越性広報▼民族同質性の強調▼天気など実生活ニュース--で構成された。全体の放送でそれぞれ20%ずつという。イ・ユンギュ氏は「特に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長銃殺の情報は北の軍人に大きな衝撃として迫ったはず」と述べた。人民武力部長は韓国の国防部長官に該当する北朝鮮軍の「精神的支柱」であるだけに、彼らの心を揺さぶるニュースということだ。イ氏は「中国の改革・開放ニュースや台風の北上などすべての情報が遮断された北の軍人が関心を持つ内容」と説明した。