【社説】南北高官接触の劇的合意を対話のきっかけに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 16:11
南北高官接触が0泊3日のマラソン交渉の末、今日未明に劇的な合意案を出した。南北代表団は、一触即発の南北対峙状況を招いた北朝鮮の非武装地帯(DMZ)地雷挑発事件に対して北朝鮮が遺憾を表明し、北朝鮮が要求した対北朝鮮拡声器放送の中断は条件付きにすることで合意した。北朝鮮がまた挑発する場合、対北朝鮮拡声器放送を再開できるという意味だ。
南北が実質43時間以上も会談を続け、合意に至ったのは幸いだ。今回の交渉は始まりから劇的だった。南北の緊張が急激に高まる状況で、北朝鮮が劇的に会談を提案し、事前の実務接触もなく金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長と洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)北朝鮮軍総政治局長と金養建(キム・ヤンゴン)労働党対南担当書記など南北双方の核心人物がすぐに交渉テーブルに座った。こうした劇的な効果のため、地雷挑発事態の解決のほかにも、離散家族再会や金剛山(クムガンサン)観光など南北関係発展案をめぐる幅広い合意があると期待された。