<南北高官接触>北朝鮮、対北放送に極度に敏感…なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 10:14
南北高官接触での最大争点の一つは11年ぶりに再開した対北朝鮮拡声器放送だ。金正恩(キム・ジョンウン)体制を揺るがすほどの威力を持つからだ。北側代表団は今回の会談で対北朝鮮放送の中断に最も重点を置いている。対北朝鮮放送の威力に関し、前方で対北朝鮮心理戦を担当した予備役将校はこのように振り返った。「雨が降るという天気予報が対北拡声器で放送されれば、前方の北の軍が急いで洗濯物を入れる動きが確認されたりもした」。 北朝鮮の軍と住民は南側から提供される情報を聞き流さないということだ。こうした対北朝鮮拡声器放送は砲撃事件の理由になったりもした。
軍の関係者は「北側は体制を深刻に脅かすおそれがあるとみている」と述べた。この関係者は24日、「北をむやみに非難する刺激的な内容はむしろ体制の結束という逆効果をもたらす可能性があり、最近は韓国の豊かで自由な文化を紹介する放送を主に放送している」と語った。