ブレーキ緩んだ中国証券市場、3000ポイント割れの恐れも(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 09:19
“ブラックマンデー”だった。24日の中国証券市場は8%以上急落した。中国政府が株価を支えるための非常対策を発表した1日後に証券市場が暴落した。中国政府は23日に初めて年金基金の証券市場投入を決めた。養老基金など昨年末基準で3兆5600億元(約65兆9392億円)の年金基金が総資産の30%まで株式に投資できるよう認めた。最大1兆500億元の実弾を確保したわけだ。だが、パニックに襲われた投資家は24日、一斉に非常口に向かって走った。この日中国・上海指数の下落幅8.49%は2007年以降では最大だ。投資家が株式を投げ売りし心理的支持ラインとされた3500を割り込んだ。上場1500銘柄のうち1000銘柄余りがストップ安を記録した。
ブルームバーグは、「今年に入り稼いだ上昇幅をそっくり返却した。中国政府の浮揚策も投資家の不安な心理を鎮めることができなかった」と報道した。投資信託会社の投資戦略家チェン・ガン氏はブルームバーグとのインタビューで「実際に災難が広がり、だれも止められなかった。いま株式を持っていれば私たちのファンドも閉鎖しなければならない危険に直面した」と話した。