<韓国、100年に進む成長エンジン育てよう>(6)中小企業の生きる道…世界初でなければ生存無理(上)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.24 14:55
21日午前10時40分、世界1位のSPI(はんだ印刷検査装置)企業コーヨンテクノロジーの京畿道光明(キョンギド・クァンミョン)の工場。「これが工場だろうか」。いくら見ても記者には図体の大きな機械約10台だけががらんと置かれた大きな倉庫のようだった。明るいあかりと快適な空気が、倉庫というよりも空っぽの事務所のような気もした。作業服を着て忙しく手を動かす数多くの作業員も見かけなかった。全てが自動化された無人工場なのかと思ったが、ベルトコンベヤーも見つからなかった。エンジニアのイ・スンミン(29)氏が「この機械が私たちの作る製品」としながら「私のように大学で機械工学を専攻した人々が工場生産チーム」といった。826平方メートル(250坪)あたり4~5人の割合で勤めて全体の生産作業員は20人程度に過ぎない。全てイ氏のようなエンジニアだ。
本体を協力企業で組み立ててくればソフトウェアを装着して実験を繰り返し繊細に部品を調整して1台あたり2億5000万ウォンまでする検査装備を完成する。コーヨンテクノロジーのコ・グァンイル代表(58)は「生産職はもちろん営業職も研究開発(R&D)の出身」とも話した。この会社は研究員や生産職が全く同じ年俸体系だ。