【コラム】「中年の危機」迎えた韓国経済、企業活力法が急がれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.18 11:01
米国の経済学者チャールズ・キンドルバーガーによると、国の経済も人の一生のように「周期的特徴」があるという。キンドルバーガーは1500年から1900年まで世界経済を牛耳った英国、ドイツ、米国などを分析した結果、成長を繰り返した青年期には自身を独特だと考えた。しかし衰退期に差し掛かってからは以前に享受した黄金期を郷愁混じりの目で振り返る傾向が見られるとした。
キンドルバーガーの主張を十分に噛みしめてみる理由は、昨今の韓国の経済状況のためだ。最近の韓国経済は漢江(ハンガン)の奇跡などかつて自負心としていた例外主義に対する確信はますます減り、1980~90年代に享受した高度成長期を懐かしがっている。成長動力が弱まっている上に自負心だった製造業も中国の激しい追撃に苦しめられ、認めたくはないが韓国経済が短い青年期を経て「ミッドライフ・クライシス」(中年の危機)に陥ったのではないかとの懸念まで入る。